書斎のパソコンデスク横に本棚が欲しい
過激なタイトルですが、本当に思い付きでした。
ある平日の夜、この書斎を見て思いました。
パソコンデスクの左手に本棚があったら便利じゃね?
…でも壁じゃね?
その結果、1週間後にこうなりました。
パソコンデスクの左手に本棚、できたんじゃね?
ついでになんか上から吊り下がってね?
それでは、順に見て行きましょう。
10年間で少しずつDIYした書斎
本題に入る前に、10年間で少しずつDIYした書斎の変遷を見ていきましょう。
最初はプリンターの棚を作ってみたり…
エンジュ材で棚板を作ってみたり…
デスクにフロアタイルを貼ってみたり…
壁にコンクリートや木目のクロスを貼ってみたり…
床にフロアタイルを貼ってみたり…
天井にキューブラックを取り付けてみたり…
椅子の座り心地をよくしてみたり…
壁をぶち抜いて、棚を作ってみたり…
あ!今回より雑ですが、前にも同じようなことやっていたんですね…
では、本題に入りましょう。
平日の夜22時に作業開始
まずは壁の中がどうなってるのか。
開けてみないとわかりません。
はーい、痛かったら右手上げてくださいねー
いきますよー
もっといきましょう。
もっといきましょう。
まだまだいきましょう。
なるほど。
間柱と筋交いが邪魔ですが、これは切るわけにはいきませんね。
この奥はリビングのニッチ(電話置き場)になっているため、これ以上は掘れません。
この図面によれば、ここはトロスト区の壁ということになります。
尚、ウォールマリアは外壁なので壊してはいけません。
間柱と筋交いがなければ、ニッチの上下にこれだけの空間が取れたんですけどね…
隙間から手を突っ込んで撮影したくらいの狭さなので、ここは諦めることにします。
本棚の寸法を決める
奥行は取れて150mm。
ちょっと飛び出して160mmでしょうか。
幅は360mmにしておきましょう。
厚さ15mmのアカシア集成材で組んだとして、寸法はこんな感じでしょうか。
すると、必要な部材はこれだけ。
1枚の板から、極力無駄なく必要な寸法の部材を切り出すパズル。
木取りと言います。
ここまで部材の寸法を出しておくと、木取りが楽です。
丸ノコで角度切り
今回は、筋交いを避けるために、右上に斜めの板を組むことがポイントです。
丸ノコで、刃の角度を22°に傾けて切ってみました。
ピッタリです。
背板の4mmベニヤは、シナベニヤが意外に高かったので、ラワンベニヤで妥協。
本棚を組む
では、組んでいきましょう。
1.5mmの角面を取り、#120→#400ペーパーで仕上げます。
背板の4mmベニヤはタッカーを連打。
見えるところだけオイルフィニッシュ。
壁に埋め込んでパテを盛る
壁に開けた穴に本棚をはめ込みます。
ピッタリ収まりました。
位置を決めて、筋交いに仮留めします。
ベニヤの廃材で蓋をします。
必殺、パテ盛り盛り。
計算通りに収まりました。
パテ埋めを仕上げていきます。
壁を塗装して仕上げ
壁を塗装すればこの通り。
奥行160mmなので、文庫本にピッタリです。
デスク周りのカメラなどもスッキリ収納。
以上で埋め込み本棚の完成です。
おまけ
柱の位置がわかったついでに、コンデンサマイクとウインドスクリーンを宙吊りにしました。
間柱に金属プレートを打ち、その上に建築用の金物を打ち込みます。
金属プレートは下の石膏ボードにかかる圧を分散し、金物は60mmのステンレスコーススレッド3本でその奥の間柱に打ち込んだので、強度はバッチリです。
普段はこのように収納します。
ついでに、ウッドコーンスピーカーを入手したので、棚板を作って設置。
オーディオインターフェースから、デスク下のパワーアンプ経由で出力。
なかなか音が良いです。
こんな感じになりました。
以上で書斎リーフォムは完成です!
コメント