子供の成長に合わせて子供部屋の用途を変更
新築時は子供がまだ小さかったため、2Fには子供用の多目的スペースと2段ベッドスペースを設計して建てましたが、子供が大きくなれば当然個室を欲しがります。

この2段ベッドを撤去して、この空間を上下に分割し、個室を作ります。
図面を描く
2段ベッドを解体する前に、部屋を計測して図面を描きます。
CADは不慣れなもんで、Excelで(笑)

セルを方眼に見立てれれば、意外とイケますよ(笑)


上下段とも我が子が常駐するので、倒壊は許されません。
基本は2×4材で設計しましたが、連結金具とOSB合板と床材で剛性を出します。
上段の床は強度優先で、小梁を多めに入れました。
材料を調達する
毎度さんです。みんな大好きホーマック。

軽トラを借りました。

搬入します。

さすがの量です。

2段ベッドを解体して搬出する
永らくお世話になった2段ベッドを解体して搬出しましょう。
吹き抜けからロープで吊って部材を下ろします。

搬出完了。

傷んだ壁を補修して塗装する
床と窓を養生して、傷んだ壁はパテ埋めします。


こうやって見ると、かなり汚れていますね。


塗装します。



綺麗になりました。


柱を立てる
今回は、壁に柱を固定する方法でいこうと思います。
壁は石膏ボードなので、石膏アンカーで固定します。

つまり、こういうことです。

こいつです。

石膏ボードに下穴を開け、インパクトドライバーでアンカーをねじ込み石膏ボードを挟みます。
※上のリンクのように下穴不要でそのままねじ込めるタイプもあります。

ネジを取り外し、2×4材にもネジ頭が途中まで入るように下穴を開けます。
貫通しないよう、ドリルにマスキングを巻いておくと良いです。

こうなります。

同じ要領で、四隅に柱を立てます。

柱にかかるので、コンセントの位置もずらしました。


梁と小梁を組む
だんだんそれっぽくなってきました。

2×4材は、縦に使って強度を出します。
四隅の柱には、それぞれこのように金具で結合します。

使用するコーススレッドは、材料を貫通しない範囲で、できるだけ長いものが良いです。
2×4材なら、板厚38mmの方向には35mmのコーススレッド、 板厚89mmの方向には65mmのコーススレッドを使っています。

なお、長いコーススレッドを打つときは、板を割らないように注意しましょう。
割れそうなときは、打つコーススレッドの直径よりも細いドリルで、下穴を開けると良いです。
もちろん、板と板を結合するときは、板の厚みの分長くしないとなりません。

小梁は、このように2本のところがあります。

ちょうどこの上に張る、OSB合板の継ぎ目になる部分です。
350㎜間隔で小梁を入れるのはやり過ぎかも知れませんが、2×4材を3本追加するだけで安心が買えるなら安いものです。


ここまで組むと、もう上に乗れます。

絵面的には、DIYやってる感が一番あるのはこのときでしょうか(笑)

ところが、ここからは地味な塗装作業が待っています。
見える部分を塗装する
このままだとログハウスみたいなので、娘たちのリクエストである白に塗装します。

下段部屋の天井になるOSB合板も、片面を塗装します。




床の下地をつくる
OSB合板を65mmコーススレッドで、100mm間隔で打ち込んでいきます。





塗装が完了しました。


後編につづく!
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