やりたいこともできないこんな世の中じゃ…
コロナ禍以来、ライブやフェスは軒並み中止。キャンプ場は混雑。
24時間、気兼ねなく音楽をかけて酒を飲みたい。
肉を喰いたい。
なければ創ればいいじゃない
3年前に同級生が山を購入したので、開発事業部を設立して、地道に開拓をやってきました。
するとある日、山の主の親父さんが、10tトラックで思いもよらぬ廃材を山に搬入してくれたのです。
解体したお店から出た、元カウンターテーブルなどの廃材です。
長い板では3m以上あり、これは何かを作れと言っているようなもの。
唆るぜ!これは!
というわけで、山にステージを作ることにしました。
図面を描いてみよう
必要な材料を具体的に出すには、やはり図面があると便利です。
Excelのセルを方眼紙に見立てて、図面を描いてみました。
図面右下のアバターは山の主ですが、安心してください。本物はもっと優しい。
また、図面を描いておくと、山の主や開発部の皆さんも、完成したサイズ感や構造をイメージしやすいのでおススメです。
特に今回は、床束をいかに安く購入するか?で、だいぶ節約になります。
床束を24本購入し、床束を立てる17箇所のうち、丁度ツーバイ材の継ぎ目になる弱い赤丸の4箇所には、2本ずつ立てることにしました。
床束や金具は、20個入りなどの箱買いがお得です。
ツーバイ材、束石、平版などの長さや重量のあるものは、最寄りのホームセンターで入手しましょう。
山ステージの材料
- 床面積分の板材(約30×300×1830mm):21枚
- 6フィート 2×4材(約38×89×1830mm):21本
- コンクリート束石(高さ60cm):4本
- コンクリート平版(300×300×30mm):17枚
- 鋼鉄製床束(対応高300~450mm):24本
- シンプソン金具 TP15:8枚
- シンプソン金具 A23:28枚
- インスタントモルコン20kg:2袋
- コーススレッド65mm:約700本
- 防腐塗料(クレオソート油R):一斗缶(18ℓ)じゃ多過ぎたので、10ℓもあれば足りると思う
※尚、クレオソート油は臭過ぎたのでおススメしません。後述します。
使用した工具と道具
- インパクト
- 丸ノコ
- スライド丸ノコ
- 水平器
- モンキーレンチ
- 差し金
- コンベックス(6m以上)
- ゴム玄能
- クランプ
- 水糸
- 長めのペグ4本(水糸張り用)
- スコップ(穴掘り用)
- 手ノコ(木の根を切る用)
- 刷毛(塗装用)
- ゴム手袋(塗装用)
- 草刈機(草刈用)
- 発電機(発電用)
買い出し
買い出しは、野郎が数名と車が何台かないと厳しいですね。
シンプソン金具は、なぜかうちに何枚かありましたので、足りない分を買い足しました。
上がTP15、下がA23です。
床材は、この廃材で何とか足りそうです。
では、さっそく工事をはじめましょう。
施工1日目
なんせ山ですから、まずは草刈りからです。
草刈りが終わったステージ建設予定地がこちらです。
1本目の束石を入れる穴を掘ります。
束石は地面に約30cm埋蔵し、モルコンでガチガチに固めます。
水糸を張って距離と水平を出し、2本目の束石の穴を掘ります。
結構太い木の根が登場するので、世界一切れる手ノコで切ります。
ようやく2本目がキマりました。
この先が正確に組めるかは基礎にかかっているため、かなり厳密に測りました。
何度も微調整して測って・・・の繰り返し。腰に来ます。
同じ要領で3本目。スライムも笑ってます。
4本目。
ここまでで2時間。
ちょい休憩。
発電機始動
モルコンも固まってきたところで、ツーバイ材で枠を組んでいきます。
電動工具を使うので、発電機始動!
定格1600VAで、めっちゃ安定しています。
これでスライド丸ノコが使えます。
ここからはよくあるヤツで、作業に夢中で写真をあまり撮っていなかったという(笑)
そうこうしているうちに日も暮れ、工事用照明までは用意していなかったで、車のヘッドライトで作業することになりました。
夜間作業
暗い夜間のカット作業は危険ですので、慣れた人がやりましょう。
ツーバイ材を、TP15で継ぎます。
長さOK。基礎を正確に打ってよかった。
コンクリート平版の上に床束を立て、枠を組みました。
塗装して今日の作業はここまで!
さて、地鎮祭を兼ねて大地の神の怒りを鎮めましょう。
おー、このネック反ってブリッジもげたギター、よく燃えます。
贄に鳥を捧げます。※贄はスタッフで美味しくいただきました。
施工2日目
おはようございます。
この景色で目覚める山って素晴らしい。
愛用山寝具 3点セット
さぁ、続きやるぞ!
2日目は、ひたすら水平を取りながら、床束を微調整・・・の繰り返しです。
慣れると張り具合がわかってきます。
水平がバッチリ決まると気持ちいい。
組付けと高さ調整が終わったところから順に、追っ掛けで防腐塗装をしてもらいました。
ここで、今回コスパ重視で採用した『クレオソート油R』ですが・・・
噂には聞いていましたが、臭ぇ!!
屋外に放置しても、臭いが抜けるのに数週間はかかるとのこと。
住宅街のDIYでは、100億パーセント無理ですね。
どのくらいヤバイかと言うと、作業服や工具箱についた臭いがまったく取れません。
少し値が張っても、他の商品にしておくべきでした。
自宅のDIYなら迷わずキシラデコールですが、山のステージでこの面積を塗るには高過ぎますね・・・
枠(根太)を全部組み終わりました。
ここまででも、なかなかの達成感です。
そして完成へ…
床材をガンガン貼っていきましょう。
細い床束ですが、実はかなり強度があります。
そして最後は、山の主と黙々と作業していたので、写真なし(笑)
ステージ完成!
うーん、感慨深い。
試合後の剣士のように、ステージを見つめる山の主。
2日間、おつかれさまでした!!
クレオソート油Rが地獄のような臭いを放っているので、乾燥するまで2週間放置です。
次回、PA&楽器編です!
コメント
おはようございます💓🎶💓
ナッちゃんの 友達です😁
素晴らしい‼️
顔晴って下さい
\(^o^)/
近ければ、手伝いに行きたい❣️
ありがとうございます!
もう完成しているので、演奏しに来てください♪