継いだ天板の表裏に120番のサンドペーパーを当てる
1日置いてしっかりと圧着された天板を仕上げていきます。

ハタガネを外し、まず120番のサンドペーパで、ボンドや墨を落とします。

あとでまた仕上げるので、だいたい消えればOKです。
天板の長さをキメる
天板の長さをキメます。
仕上がりで1000mmを目標にしたいので、最後に木口にサンドペーパーを当てて削ることを加味して、1005mmくらいでカットします。
横切り盤やパネルソーがあると便利ですが、なければ丸ノコでも良いです。
丸ノコで直線カットをおこなう場合、こういった丸ノコガイドがあると便利ですが、廃材があればそれで十分です。
今回は横切り盤があるので、これでカットします。

天板の幅をキメる
幅は本人の希望で900~1000mm目標でしたが、ただの直線カットじゃつまらない。
とうことで、ちょっと遊んでみました。
天然目のウネりを表現してみたいと思います。

曲面カンナと言います。
これで側を削ってみましょう。

こうなります。
あとは、前回の反り止めのときと同じ要領です。
サンドペーパーで 120~150番 → 320~400番 の順で仕上げます。

特に表面は、傷や逆目が残らないように念入りに仕上げます。


320~400番のサンドペーパーを当て終わる頃には、その手触りにうっとりします(笑)

ここから先は、傷を付けないように慎重に扱いましょう。
エアガンでサンドペーパーの砂を飛ばす
さて、オイルで仕上げに入る前に、道管に詰まった木屑とサンドペーパーの砂を、しっかりとエアガンで吹き飛ばします。
ここは手を抜かずに、念入りにおこないたい作業です。

エアガンの先端を材料に当てないように、ギリギリの距離でシューッと吹きます。
よく見ていると、徐々に目詰まりがなくなっていくのが見えます。
まだオイルを入れていないのに、これだけ光ります。



しばらく美しい木目をうっとりと眺めたら、仕上げの作業に入りましょう。
反り止め固定用の鬼目ナットを打ち込む
反り止めを固定するために、裏面に鬼目ナットを打ち込みます。

下穴を開けてエポキシボンドを入れ、当て木をして打ち込みます。
エポキシボンドは、1分後などのあまり硬化が速いタイプだと作業にスピードが求められるため、5~10分後に硬化開始のものがよいです。

エポキシボンドは木屑を混ぜて、節や割れを埋めるパテにもなります。
オイルで仕上げる
オイルは好みがありますので、ホームセンターで色々と物色してみてください。
今回は後輩の家にペットがいるということで、舐めても無害な天然オイルを使用しました。

ウェスでしっかりとオイルを刷り込んでいきます。


美しいですね。

完成です。
完成その後
その後、後輩は自宅で反り止めを固定し、好みのアイアンフレームの脚を調達。

毎晩ニヤニヤしながら、晩酌をしているそうです。

チェリー材は、経年変化でどんどん色が濃くなっていきます。
加工して2週間後のこの写真でも、既に濃くなって来ています。
今後の経年変化が楽しみですね!
以上、ウッドショックでも無垢材テーブルを諦めないDIYでした。
次回、視点を変えて、既存のテーブル天板をカッコよくリメイクする方法をご紹介します!
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